現在、家主と地主の10月号より、私のコラムを連載させて頂いております。
現在不動産投資について、誰しもがまだ、一棟目から法人を建てられる方も
いたり、そもそも法人と個人のメリットを理解されないまま、法人化を進め
られている方がいます。
今回はいいきっかけになればという思いと、結果として個人で買い進んだと
ころが私の特徴でもありますのでそのメリットデメリットを掲載させて頂い
ております。
詳細は是非地主と家主をお読みいただければと思いますが。まずは個人で購入
するメリットを記載させて頂きます。
1 不動産賃貸業、その収益構造をきちんと自分自身で把握できる。
法人をメインにしますと、申告書自体を整理士の先生に頼らずを得ません
が、個人での青色申告程度であれば、個人でも十分作成できますし、
不動産賃貸業の収益構造、節税のポイント等が分かるようになります。
2 会社員の所得も含めキャッシュフローを最大化出来る。
会社員はとかく自営業者に比べ多大な税金を納めている、いやがおうなくと
られているところがあります。不動産所得との損益通算により実は、会社員
としての所得税について、戻すことが出来る。住民税、社会保険料の金額が
下がる等実はかなりのメリットがあります。
3 青色申告には、法人に比べても遜色のない特典がある。
皆さん法人と、個人の青色申告の特典をもう一度確認してみて、本当に実際
使う経費でそれまでのメリットがあるかどうか考えてみた方がいいのではと
思っております。白色申告ですと確かに微妙ですが、個人の青色申告につい
ては法人に比べても遜色ないメリットがあります。
4 物件の長期保有を前提とした場合の税率が優位である。
短期の転売は個人の不動産投資事業者は法人であってもできませんので、
基本的 には長期保有が選択肢となりますが5年以上の保有を前提とした
場合、売却をする場合も個人の方が税率が低いのです。
(法人34%→個人20%)
5 法人を作ったとしても、会社員の場合はみなし法人とみなされる。
法人の実績で融資を引くという事を目指す方も多いと思いますし、私も
現在はそれを目指しておりますがあまり、物件の規模が大きくないうちに
法人で持っても、個人の延長でしか見られない。融資額も個人の金額以上
には伸びないという状況があります。
そのため、個人の延長の融資を出来るだけ数多くするために、1物件1法人
のスキームもありますが、かなり金融機関の見方も厳しくなってきており
ますし、最終的な出抜けも戦略的に考えていく必要があります。
現在は私も法人を設立して法人でも購入をしておりますが、初期には個人の
メリットを活用することも非常に重要かと思います。
- 投稿タグ
- 不動産記事掲載